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私は10歳の少女に勝てない。
素晴らしすぎるよ、彼女。
I can't beat a 10-year-old girl.
She's too good.
「イカのスミってな敵の目つぶしのためにはくんやで。
でも、最近わかったことは、敵をあざむくために
イカのスミはおとりになってるねん。
その間に、イカはゆうゆうと逃げてるねん。」
彼女が話し終わるまできいてたら、
「って私が説明してる時の私を見る目、
子鹿が初めて立ち上がろうとしてるのを見守ってる時の目やん!こんな感じで!」
って子鹿のマネしながら、ツッコまれた。
洞察力が私なんかの想像を越してて、
そのアンテナを誰かにつぶされて欲しくないなって思ったのと、
あと、彼女が人の顔を上手に描ける理由が少し分かったような気がした。
帰るとき、「今日学んだことはな~~やで!じゃね!」
今日の総括、自分でしてるやん!
初めて言うてきたけど、いっつも自分の中でしてたん!?
ほんまおもしろいな。
この子に勝てる気がしないと思った。